慧は花を見ながら優しく微笑んだ。


…ドキッ。


ちょっと、だけ…カッコイイと思った。


いや、でもちょっとだけだし。


「さてと、中入ろーか」


「…」


「エンジェル?」


「うぁい!」


あ…あたしってば!

バカすぎるっ、うぁいって!


「う…うぁいって!」


爆笑する慧を叩きながら、顔が真っ赤になってくのがわかった。


本当に最悪っ!


何度もあたしの真似をして、わざとあたしを怒らせる。


本当にドM!