「妬かなくても、俺はエンジェルの…」


「うっざい」


「えー」


誰が妬いてんのよ。

呆れてるの、わかる?


バカでアホだから…呆れてるってこと。


「まぁ、エンジェルがかわいいけど」


「本当にやめて。うざいから」


何なの?

本当に腹立つんだけど。


子供みたいに嬉しそうに袋を振り回して、笑う。


…子供は、そんなの見ないけどね。


「エンジェルも見る?」


「そんなの見て、どーすんの?」


「自分と比べてみるとか」


「バカじゃん」


慧の脚を蹴った。
バカ、バカ!