カフェに着くと、はしゃぐ椿。


｢俺、何にしようかなぁ｣


｢あたしは、イチゴパフェ。千亜は抹茶パフェだよね｣


｢うん｣


｢渋いなぁ、じゃ俺も｣


違うの食べればいいじゃん。

わざわざ同じもの食べなくてもいいでしょ？


愛奈の服の端っこを引っ張って言った。


｢これ、何なの？｣


｢うーん。千亜が好きだからじゃない？｣


笑いながら、席に着いてメニューを見る。


とりあえず見とくか。