「希陸~起・き・ろ!!!!」



わ~!?そのまま僕はベッドから転げ落ちちゃったんだ。


「希陸!!!起きろよ、なんか入ってたぜ!!!」


こいつは僕のトモダチ(?)赤城侑(アカギユウ)
うるさいと来たらこいつの右に出るやつはいない
ってくらい「うるさい!!!!」



侑はギョッとして「うるさかった?」
と苦笑いをしながら続きを話した。
「オレんちと希陸んちのポストにおんなじ手紙が入ってたぜ」



「勝手に人んちのポストみんなよ。」
というと。


「だってぇ~すっクンにィ~彼女ができてたらぁ~ゆう悲しいんだもーん」
とかキモイ声で言い始めたので、



「死んでもお前と1つにはなんねーよ。バカ!!」
「もぉ~すっクンのエッチ❤」
と返された。「❤」はさすがにねーよ。


「ところでポストに何入ってたんだ」
と聞くと。


「はぁーイ。アナタ❤なんかぁ~チケットみたいなヤツぅ~」
またキモイのが始まった。


「ふざけんなよ(怒)」
せっかく話を戻してやったのにと言わんばかりに僕はふくれっ面をした。


「あせんなよ。すっクン!!!」
さすがにうざくなってきたのでチケットとやらを取って見ると…
ミステリートラベルツアー・・・?と書いてあった。