・・・はぁ・・・。
しょーがない、あたしからいくかっ。
自分から海君の手をとった。
ていうか、こーゆうのって普通男からじゃないの・・・?
あぁー、何か恥ずかしい。
普通に手繋ぐだけでも恥ずかしいのにっ。
そんなことを思っていたら、学校に着いた。
「友梨ー、おはよーっ」
なんだか、美香の機嫌いい。
「おはよー」
「友梨ったら、もー朝から、ラブラブなんだからっ」
////・・・。
「そんなこと、なっ」
「じゃぁ、またあとでねっ」
えぇー、美香行かないでよぉ・・・。
気まずいじゃんっ。
ていうか、ぜんぜんラブラブじゃなぁい。
もぉー・・・。
学校に入って、1年の教室は1階にあるからすぐ着いた。
海君は4組で、あたしは美香と一緒の2組。
「じゃぁっ」
「うん・・・」
海君・・・、うん、じゃなくてさぁ・・・。
あぁ、もう、いいや。
海君があんなに無口だとは・・・。
教室に着くと、美香がにやつきながらやった来た。
「ちょっと、どうなの『初カレ』は?」
・・・どうなのって、言われてもねぇ・・・。
「何か、やっていけない気がする・・・」
「はぁ、何で?」
うぅ・・・、美香怖い・・・。
「何か、海君無口だし・・・」
「でも、朝手繋いでたじゃんっ」
「それはね、あたしが繋ごうっていったの」
「・・・なにそれ・・・」
・・・やっぱり、びっくりだよね。
何か、自分でもびっくり・・・。
「・・・れたら」
「ん?」
「別れたら?」
・・・別れる。
あたしの恋を1番応援してくれて、自分のことのように喜んでくれた美香が、そんなこというなんて・・・。
「・・・合わないなかな?」
「友梨が好きなのは、海君の外見何じゃないの・・・?」
・・・たしかに、一目惚れだけど・・・。
「まぁ、すぐに別れなくても、じっくり考えてみなよ?」
「うん・・・、そうするね」
ありがとう、美香。
授業中も、ずぅっと海君とのことを考えていた。
・・・で、1日かけて出した答えは・・・
「美香、あたし、もうちょっとがんっばてみる!」
「うん、がんばれっ。いつでも相談のるから」
うぅ、美香ぁ・・・。
あたしは美香に抱きついた。
「ありがと、美香ぁ」
「わかったから離れてぇ」
美香、本当にありがと。