「先生、出て行ってください」

「そうですよ。着替えを見るなんてマナー違反ですわよ」

「何!?マナー違反!?」

聞き捨てならない言葉に、思わず立ち上がって抗議しようとすると、結衣が冷たく返してきた。


「出て行ってください」

「何でだよ!俺も見る!!」

「ダメです」

声を上げたところで、結衣に勝てるはずもなく。


「できたら呼びます」と、背中を強く押されながら、部屋から追い出されてしまった。


せっかくの楽しみを…。


足元にクンクンと擦り寄ってくるアルミの頭を撫でながら、ガックリと肩を落とした。