ごめんって言葉ってこんなに重かったっけ?
こんなにも頭をグルグル回る“ごめん”は生まれて初めてで。
理由を聞きたいとか、
やっぱり会いたいとか・・・
そんなの何にも考えれないくらい頭は尚君のごめんでいっぱい。
枕が気持ち悪い位濡れても、
瞼がじんじん痛んでも、
私の淡い恋心は熱が冷めなくて。
“元気で”
そんな言葉聞きたかったわけじゃないよ。
尚君もヒロも・・・元気で、なんて言うけどそれって難しいよ?
一人じゃ元気になんかなれないよ・・・。
辛いことがあっても、いつもは尚君が聞いてくれたから。
メールだったけど、相談に乗ってくれたり、励ましてくれたから。
「これからはっ、誰が聞いてくれるのよぉっ・・・」
バカバカバカ・・・・
尚君のバカ。