足を踏み入れると微かに霊力を感じる

他のグループはもう中にいるみたいだ


腰に刀を差し歩いていく

流は自然体だが他は体がガチガチだ

まあ初めてだし仕方ないか

俺は後ろからみんなの動きを見守ることにした


「テケテケってどんなだろうな」


「どんなやつだろうと倒すだけだ」


「流くんかっこいい!!それに比べて大地微妙」


前の三人は会話がある
紅は少し力が抜けてきたかな


ただ後ろの二人
美桜と白雪は顔色が優れない


「美桜、白雪大丈夫?無理はしないほうがいい」

「ありがとう真実くん」


「真実くんは大丈夫なの?」


大丈夫って言われてもな…仕事だったしな


「俺は平気かな?」


「頼もしいなぁお姉さん頼っちゃうよ」


「白雪ちゃん年齢は気にしないでって言ってたのに」


自然とみんな笑顔になった

このグループはバランスがいい

ここでみんなガチガチなら秒殺だ


少し行くと開けた場所があり真ん中に血痕があった

「これは人の血だな。まだ新しい」


「流それどうゆうことだ!」


「誰かが襲われたが逃げたってことだろ。なぁ流?」


俺が言うと流は頷いた


するとカサカサと音が聞こえた


「ここで待ってたわけか」

森を駆け回る音が聞こえる


「みんな発動させて…来るぞ」


みんなは俺の合図で発動させる

音はどんどん近づいてきてついに姿を表した


「な…なんだよあれ」

大地は驚き女子は怖がっている

それはそうだろう
下半身がない人間みたいなやつがすごい形相で手で立ち睨んでいるのだから


「来るぞ」


流が言うとテケテケはすごい速さで近づいてきた

俺が倒した奴よりスピードが遅い

だが初心者には少しきつそうだ


大地がハンマーを振り下ろすが土を叩くだけで当たらない

流はテケテケのスピードについていけていて攻防戦ができている

流はセンスが高い


大地はハンマーを振り下ろすがやはり当たらない

さあ…どうやってテケテケを倒す?