葛西のところに行くと何組か終わっていた
まあ俺たちも早いほうだろう
どうやら葛西の隣に加工専門の人が居るらしい


「終わりましたか。では加工はどうします?」


紅は二つの指輪

白雪は二つのブレスレット

美桜はネックレス

流は左手の甲にレイピアの形にしてもらい埋め込んだ

大地はウォレットチェーン


そう言えば武器がない俺はどうしよう


「あの~俺武器ないんですけど」

「あぁそれはいけませんね。この中から選んでください。」

模造品の小さな武器が置かれている

刀や銃など種類は様々だ

「これって鞘ありますか?」

「ありますよ。刃渡りは60くらいですかね?」

「じゃこれください」


「わかりました。あとで持って行かせます」


部屋に戻ると布にくるまれた刀があった。少し抜くとなかなかの業物らしい

気がつくと流以外みんなが心配そうな顔をしている


「お前そんな刀で平気か?俺たちは人間より危険なやつらと戦うんだぞ?」

「そうだよ?幽霊みたいなのと戦うのに」


「心配すんな。大丈夫だよ」

みんなは納得していなかった


「まあ俺たちがいるんだ!!何とかなるさ!!」


昼を食べていると放送がまたあった


<1時にホールに集まってください>


下に行くとまた葛西がマイクをもち立っていた


<これから早速実践です。とは言ってもかなり弱い部類です。壱の森に行きテケテケを倒してください。では>


テケテケってなかなか強かっただろ
死人が出るんじゃないか?

でもここで飼ってるなら生まれたてのテケテケってことか


「テケテケって都市伝説のだよな?」

「私怖くなってきた」


流以外少し怖がっている
怖がるのが普通だろうが流は動じないんだな


「まあ会う前から萎縮してても仕方ねぇ!!女を守るのが男と仕事だ!!びびんな真実に流!!」


「びびってなどいない」


「右に同じ」


俺と流は先頭を歩き森についた