次々に受け取りに行く人たちついに隣の子も受けって取ってきた

俺の番になり白衣の人が俺の手に置いた瞬間…魔水晶がはじけた


「…え?割れた」


「極稀に魔水晶を受け付けない体質の方が居るようなんですよ…今なら船から降りれますがどうします?」


「降りません。失礼します」


周りの席の奴らは
帰れよ
あいつが一番雑魚か良かったぁ

などガキみたいな罵声をあげている


「それでは皆さんに行き渡ったようなので船を動かします。それから魔水晶に色が着くのは約30分、船が神風につく頃です。それまで肌身離さず持っていてください。それでは皆様に料理がございます。船が着くまでおくつろぎください」



部屋をでるとバイキング形式で高級な料理が並んでいた


ズワイガニや伊勢エビ、キャビアなど食べたことない物ばかりだが俺はとりあえずミルクティーをもらい壁に寄りかかりながら飲んでいた


さっきの雑魚だぞ

こんだけ食べ物があるのにミルクティーかよ雑魚の考えはわかんないねぇ


など聞こえてきたが右から左に受け流す



「あっさっき隣隣だった人だよね?」


「多分そう」


「良かった~話す人がいなくて寂しかったから…。良かったら一緒に食べませんか?」


「いいよ。俺も他の奴といたくなかったし…なんか取りに行こうか」



二人でトレイをもち選んでいく

とりあえず食ったこと無いような物を取っていく

端の席に座ったとき中年のグラサンおっさんが声をかけてきた


「君ぃそんな雑魚と食わないで俺と食べようよ」


「私はここでいいです」


「俺とは食えねぇってか!!」


おっさんは自分のテーブルを蹴り倒す


それを見ておびえている

「早く来いよ!!」


無理やり腕を引っ張るおっさんの腕を掴む


「その辺にしときましょうよ。嫌がってのがわからないなら無駄な年月いきたんですね…雑魚」


「今なって言った?」


「雑魚」