「おかぁーさんっ!電話だよっー。」


ウィーーーーン。





掃除機をかけているせいで僕の声にも子機の音にも気付かない。


「ちぇっ。しょうがないなぁ。」




めんどくさそうに食パンを置き
めんどくさそうに立ち上がり
めんどくさそうに電話に出る。