ずーと頭から離れなかった
あの人を知りたいと思った
なにか分からないけど
磁石みたいに
引き寄せられて離れない
感じだった。









「真里?」
花音ぢゃなくて(クラス違うから)
親友の雅(みやび)があたしの顔を
のぞきこんだ。

「えっ?なに?」
あたしはあわてて雅と目を
合わせた