「あの、凌チャンさん、盛り上がっているところ申し訳ないんですが、バイトって何のことですか?」



「あぁ、詩織がこの店に来るのって、俺がシフトはいってるときに限ってなんだよね。

付き合ってるときにシフト教えたから、俺のバイトの時間とかばれてんの。だから店長にシフト変えてって言ったら、新しいバイトの子が入ったらって言われてさ…」



「だから長谷川にバイト入ってもらえればオールオッケーってことよ!」




「え、えぇ…オレかよ…まぁ放課後はどうせ暇してますけど。」



「じゃあ……っ!!」


「わかりました……やります、バイト」


満足気な柴崎双子のプレッシャーには勝てないよね。