「よっこらせーっと」 イスに上がり、鍵に手をかける。 ーーカチャン ガラガラ ふぅ。よかった普通にあいて。 さて。ここから出るには、多少無理しなきゃならない。 通れるといってもギリギリだし、なにより窓がついてるのはドアよりもさらに高い位置だ。 「よっと。」 ちょっと椅子からジャンプして、窓から身を乗り出す。 …………おい。 高ぇよ。 思ったより高い。 けどー……飛ぶしかねぇ!!