俯き加減の男子生徒を見た真希は何かに気づいたように、
「あっ結衣、あたし先行ってるね!」
とあたしにウインクをし足早に去っていった。
「えっと」
名前が分からず困っていると、
「俺、隣のクラスの木村雅紀っていいます!」
いかにもスポーツ系の彼にどぎまぎしてしまう。
「朝早くにごめんねっ。あの、前から結衣さんの事可愛いなって思ってて…」
「うっうん。」
苦手なタイプなんだ。
「でさ!」
「おい!岡田〜!」
誰かがあたし達の会話を遮った。
振り返ると、そこにいたのは
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…