学校へ着くと校門の前に立つのは、若い先生達。 「おはよー」 「おはようございます」 「先生おはよ〜!」 「はよー」 さまざまな生徒の声が飛び交っている中、あたしは長くて色素の薄い髪を揺らしながら大好きな彼の横を通る。 「…先生おはよう!」 「ん岡田か、おはよ。」 長身で細身のスーツを着こなして門にいつも立っている体育教師の倉木先生。 あたしは先生を見るだけで一日が幸せです。