手元に持ったファイルを見ながら話す先生。


集まってくれてありがとう、から話し始めていろいろな必要事項を話した後、簡潔に今回の仕事内容を聞かされた。


「みなさんには朝の身なり指導を手伝ってもらおうと思ってます。」



えーって声が飛び交っていたけど、あたしは一人ウキウキだった。



だって毎朝先生といれるんだよ!


下を向いてプリントを確認する先生を盗み見るけど、やっぱり格好いい。



ジッと見つめすぎたのか、ふと先生が顔を上げた。



やばいっ。




って思ったときにはもう遅かった。


ばっちり先生と視線が絡み合う。