日記は、日常生活の中にもよく見てみるといろいろな感動があって、それを見過ごしたくない、私は周
りの雑音に乱されず、素直に感動していたい・・というような内容だった。

その表現ひとつひとつが、何か僕自身への励ましのように耳に残っていく、不思議な気分の日記だった
。その美雨の書いた日記に対してのコメントを読んでみる。

二人の女性がコメントしていりが、やたらに長い。だが、美雨の綴った事柄を深く吟味し、評論してい
るかのような率直なコメントだった。

それにしても、毎分毎秒無数に発表されているサイトの、ひとつの日記に対してのコメントにしては、
繊細でしかも書き手を喜ばせるような内容だ。

それが僕の興味をそそった。

ほかの日記はどうなんだろう。

サイト内検索で日記の一覧を探し出す。タイトルからして読みたいとは思わないようなものばかりだ。


「暇」「おはよ〜」「今学校」「プリアップした!」「雨降ってる〜」

内容も、2〜3行だし、コメントも適当なものばかり。
これじゃ読んだりコメントするのは時間の無駄だな。

美雨のタイトルは

「路傍の草花」
「犬の気持ちと私の憂鬱」
「雨って美しい」・・だった。

人にもよるかもしれないが、少なくとも僕は読んでみたいと思うタイトルだし、内容だった。


日常生活の中の小さな感動・・。




それは、僕が欲しても手に入らないもの・・。