「行くって??!相手は銃持ってるんですよ!!?」

「やっぱいいねぇ、躪ちゃんが敬語使ってるの超可愛ぃ
心配してくれてありがとう
でも、」

そう言うと涼さんの目が変わった
今までの優しい目とはうってかわって
真剣でどこか冷たい目だった

「俺達は大丈夫これが俺達の日常であり仕事だから…」

仕事…?…

「おい、涼、行くぞ」

そう言う晶さんの目は狩りをする狼のように光っている…
どう見てもその目は笑っている…
そして手には


















拳銃――







絶対狂ってる










二人を見ていたら
蛇に睨まれた蛙
のように動けなくなった



でも、その目を見たとき私の中で何かがうずいた――






「じゃあ、行ってくる」




そう言って
二人は拳銃の安全装置をはずした――