放課後。


オレは、練習に行く気も起きず教室に残ったまま机に突っ伏して、ウダウダしていた。






ハマったりして。


どっちが?


オマエが。




ツレとのやり取りを思い出し、その言葉を振り解くかのようにいきなり起き上がる。


「だーっ!んなワケねーっつの。何でだよ。ちょっと可愛くなっただけだし」


「…タクミ、何だよいきなり喋んなよ。ビビんじゃん」


近くにいたツレがオレを見て体を大きく震わせる。


クラスの女子も、オレらのやり取りを見てクスクス笑ってるし。