他愛ない話をしながら歩いてたどり着いたのは、小さな小さなカフェ。



扉を開けると、カランカランと可愛らしい音が鳴り、中から『いらっしゃいます~』と声がかかった。




声の主は、レジにいてすぐに見つかった。




20代半ばくらいの可愛らしい女の人。



「あらっ♪大地君じゃない。久しぶりねぇ~っ♪」



若干アニメ声な気がする可愛らしい声。



「久しぶりっす、奈月さん。」



親しげに大ちゃんが頭を下げたから、私もつられてぺこりとする。