「………ふ~ん」




「あのっほんとうにこんなことして」
「平気よ」


「え?」


即座に返事があり聞き取れなかった。



「宏太は心配しなくていいわ



だいじょうぶ



なにもかもがうまくいくから



うふふ♪」



愛理沙はカメラを眺めていた。

うっとりとする視線に宏太はどきどきしながら。


二人に“罪悪感”の文字はなかった。