「…これ……」



目が離せなかった。




「そうあいつ」




“あいつ”…



彼は詫びれるつもりもなく、何故か写真を目の前で引き裂いて囁いた。





「君が自由になる為の取り引きをしよう


逃げても無駄だから…


君の夢が懸かっているからね。



懸賞金はこいつの“正体”だ」