「どっち? そう…」 信号待ちにぶつかり。あたし達は足を止めた。 「君は知りたくないか?」 彼が突然言うからあたしはびくっと驚いて、なにがですか!!──と。 つい。 言ってしまった。 でもすぐに彼が財布から取り出した写真を見て、目は開ききった。