「マヤ!?」

「えっあ…」

「夏海ちゃん!?てかお前…」


「ばかだなあたしは」



鼻を啜り彼女は目をうるうるとさせた。
こんな夏海をあたしはみたことがない。

一哉も一緒になって動揺して顔をくしゃっと変えた。



放課後はとても長くて授業のように時間は進んでいかなかった。



あたしは友達を泣かせそうにしたんだ。



(ごめんなさい)



それでも先生との話だけは何故か隠したかった。