時刻は12時。

あたしは眠らずに。

先生も眠らずに。

あたしの口を開くのを立ったまま待っていた。



と、その前に両親に言わなくちゃ。



「待つよ」



先生は言いもしないのに呟いて、あたしが少し離れるのを見送った。



戻ったあたしは直ぐにタオルを渡してペットボトルも渡して、ベッドに座り息を吸い込んだ。