「階段?」

彼が尋ねる。

それもその筈で、あたしは返事をする代わりにいつもの屋上の階段から降りて、そのままあたしと一緒に廊下を歩いて。と、誘った。

「まさか授業受けろとかいわないよな」

「言わないよ。ただ証明してほしいの」


あたしは彼は廊下を実際に歩いた。