───もう俺のモノ


「あっ!」



彼の指先が胸に当てがわれ。

あたしはイスから滑り落ちそうになる。



「だめっ…ま、だ…」

「どうして?」

「くっ…」



彼はまた笑って、ゆっくりと顎を持ち上げた。