そうだよっ!!


「あた、あたし…」

「うん」

「あたし…」

「大丈夫」

「えっ!?」



リップ音と共に彼は微笑んでおでこを、コツッと当てた。



「俺はもうマヤを離す気はないから」



 ゾクッ



彼は髪を耳に引っ掛けてあたしに「ふふふ」と笑う。