瞼を閉じゆっくりと彼と唇を重ね、あたしと彼は何度も何度も唇を離し、クチヅケた。

彼が離れ、目をみると彼はおかしそうに手を離し、寄り掛かり直した。

車はまた何処かに向かって走ってる。


「あっ!」

「あは~ばれちゃいましたか」

「うるさいよ」

「すみませんっスねつい」



「うわあああ」


あたしは顔を覆ったり耳を隠したりたりとして、足をばたばたとさせ胸元をファスナ-の部分を握った。