ゆ~っくりと、物音を立てないようにベッドへ近付く紅志の心臓はまるで超高速のワイパー並み。せわしなく血液を送り出します!!
バクバクです。
『かーや?』
布団から覗く耳に震える声で囁きます。
しかし酔いつぶれてる彼女は全く反応せず。
『……生殺しだぜ、マジで……』
はあああぁぁ~、と深ーい溜め息を吐き出した紅志は次の行動にでます。
なななんと!大胆にも歌夜の隣に寝る模様!
大胆!!いや自爆するからやめなさいよ!!
ていうか暴発しますよー!それとも乱射しますかー?!
これ意味わかったかた、素敵!
え?ウザいから話を進めろ?
はいはい。
さ。なんとか歌夜の方を見ないようにベッドに潜り込んだ紅志ですが。
──ね、眠れるわけがねぇっっ!!
目がギンギンな紅志。別の所もギンg←蹴