実は夕べライブの打ち上げで案の定ベロンベロンに出来上がってしまった歌夜。
紅志は何度目かの“歌夜お持ち帰り”をするはめになってしまったのだ。

『歌夜、大丈夫か?風呂入る?寝る?』

アパートに連れて来たものの、玄関で崩れ落ちた歌夜の頬をペチペチ叩く紅志。

──やーべぇ、赤いほっぺがマジ可愛いんだけど。

紅志の理性、揺らいできました!

『ん~……寝るぅ~』

かろうじてそれだけ答えた歌夜は再びバタンと床にはりつきました。

仕方なく紅志は彼女をベッドへと運び、上着だけは脱がせて布団に寝かせる。

よし、よく我慢した紅志!それでこそ紳士!!

しかし。
彼がシャワーを浴びてバスルームから出てくると。

『おいマジか……』