バタンと派手な音を立て、洗面所から飛び出してきた紅志は再びベッド脇へ。床に放り出してあるジーンズをスルリと履き、ハンガーに架かっている白シャツ、ジャケットを着て。

「あ」

彼の視線がピタリとベッドの上で静止する。

その真っ白な布団の下からはみ出ているものに視線は固定。

え?何かって?

──あ、脚が!!てか腿が!!

そう。
そこにはツルリと滑らかな肌の太ももちゃんが!

もちろんその素敵な足の持ち主は。

海斗(ええ~~っ!!?)

あ、違う?

珪甫(あまりに紅志が好きすぎてソッチに?!)

こらぁぁ!!



失礼しました。もちろんそれは歌夜の足でありまして。

とくりゃあ、夕べのお二人は……むふふ。

『って作者!てめぇさっさと話進めろよ!バイトに遅れるだろがっ!!』

ぐへぇっ!す、すいましぇん。

じゃ次行きましょう!