静かな雨音が窓の外から聞こえてきた。
布団の中でもぞもぞと動いて顔を出した紅志は、枕元の携帯電話に手を伸ばした。パカッと開いて時間を確認する。
「……やっべ!!バイト!!」
ガバッと起き上がり、慌てて立ち上がった彼は下着姿のまま洗面所へと駆け込んだ。
……え?もっと詳しく?
じゃあ仕切り直して。
程良く筋肉のついた、けれどスラリとした躰は惜しげもなくその肌を晒して、ベッドから立ち上がった。
引き締まった二の腕は乙女の夢。厚い胸板は乙女の萌えの素。
そして鼻血の原料となる長い脚は迷いなくバスルームへと向かう。
……てかなにこの描写。うーん、どっちがいい?
え?そんなんどうだっていいさー?
あ、そう。じゃ好きにいきますよー。