「その顔ってどんな「今してる、…今にも泣きそうな顔。」
「……、」
ユキさんの言葉に思わず俯くと、ユキさんが体を乗り出して私の顎を掴んで上を向かせた。
さっきオレ様な顔に戻ったように見えたのに、またユキさんは困ったように笑っていた。
「命令。笑え。」
「…っめ、命令って……」
思わずふっと笑うと、ユキさんは私の顎から手を離した。
その顔はほっとした笑みを浮かべていて、私は少し戸惑った。
…そんな顔を見せられたら、私期待しちゃいますよ?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…