「てか、仕事やめちゃえばいいのにね。どうせ、ココからは逃げられないんだし?」

「…やめたら、お金入らなくなるじゃないですか」

「あぁ、まぁそうだね。」


少し呆れたように言うと、ユキさんは思い出したようにそう言った。


…まぁ、ユキさんと住むようになって、食費や光熱費なんかはユキさんが払っているから働かなくても平気、といえば平気だけど。

『家政婦』の仕事だけしていれば、生活の心配はない。