気がつけば、ユキさんと同居するようになって1週間が過ぎていた。 ユキさんは相変わらずオレ様で、でも時々優しくて。 何か変わったことといえば、…自分の気持ちに気付いたくらい、だろうか。 目の前で私が作った朝ご飯を口にしながら、新聞に目を通しているユキさんを見ながら、心の中でため息をついた。 …どこでどう道を間違って、こんなオレ様な人を好きになってしまったんだろう。