「…え、綾芽ちゃん? って、わ、どうしたの?」
「綾芽ちゃんー? って、綾芽ちゃんなんで泣いてんの!?昴に泣かされたのか!?」
飛び出しても行くあてもなくて、私はユキさんの家の下の階に住んでいる昴くんと巧くんの家におしかけた。
昴くんは、ぼろぼろと涙をこぼしている私を見て驚いた表情を見せた後、優しく私を家の中に入れてくれた。
巧くんはバシっと昴くんに叩かれて、状況が飲み込めていないまま私を心配そうに見つめていた。
「…落ち着いた?」
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