「んー…、ユキさんも前に進めばいいなって、さ」 「ユキさんがカオリさんのことを多分まだ引きずってるからね」 昴くんが言った言葉に、プリンを嬉しそうに口に運びながら巧くんがさらっと言った。 …『カオリさん』? また、私の知らない人。 まぁ、ユキさんと出会ってまだそんなに経っていないのだから、仕方ないことだけれど。 「バカ巧」