重い足を引きずるようにキッチンに向かい、昴くんと巧くんのお茶のおかわりを用意し、巧くん用にプリンも冷蔵庫から出した。




「おまたせ。はい、どうぞ」

「ごめんね。ありがと、綾芽ちゃん」

「やった!ありがとー!」


申し訳なさそうな昴くんと、小さい子供のようにはしゃぐ巧くんを見て、少し肩の力が抜けたのがわかった。

2人におかわりを渡した後、腰をおろし、自分にいれてきたお茶に口をつけながら、2人を見つめていた。




「…ユキさんも、もう少し積極的になればいいのにねー…」

「…え?」


そんなとき、昴くんがぼそりと呟いた言葉を、私は聞き逃さなかった。