「……瞬」
思わず心配で口から名前がでてしまう。
「なに? あたしの前で他の女の名前?」
「女じゃねーよ。『しゅん』っていったら男だろうが」
同じベッドの中にいる金髪の女は俺の彼女。
嫉妬深くて可愛い。
だけどその内反りがあわなくなってすぐ別れることになるだろう。
「なぁー」
「ん?」
「他人の罪を隠す……見て見ぬふりをするのも、やっぱり罪なんだよな……」
「何いきなり」
ふふっと笑ってから俺の目をまっすぐに見つめて言う。
「それも立派な罪だよ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…