「わ〜っ泡ぶろだ!」


「嬉しい?」


「うんっ」



ウミちゃんが喜ぶと思って、今日は泡ぶろ。


期待通りはしゃいでくれた。



「気持ちいー」


ニコニコ笑って泡の中に入るウミちゃん。



「……」



ぴんっ



俺がぼーっとしてると、向かい側に浸かるウミちゃんが指で泡を飛ばしてきた。



「瞬くん元気ない」


「ん? そんなことないよ?」




ちゃぷっ




ウミちゃんが泡の中をゆっくりと俺に近づいてくる。

「ん?」


「具合悪い?」



ひとっと俺の額に手のひらを乗せる。