「涼ちゃん!」


「あ……ウミちゃん」


「涼ちゃん聞いてよっ、瞬くんね、ウミがやだってゆうのに……」



無邪気に話しかけるウミちゃんの話を戸惑いながらも笑って聞く涼太。



「ウミちゃん、俺と涼太大事な話があるからちょっと外でてくるね」


「ん! いってらっしゃい」




ウミちゃんにこのはなしは聞かれるわけにはいかない。

俺と涼太はウミちゃんを残して近くのファミレスに向かった。



ファミレスまでの道は終始無言。

その間俺は頭の中でこれからのことを考えていた。