「じゃあ宿題書いて、これで授業終わりね」 「さよならぁー」 生徒たちが帰っていき、俺も荷物をまとめる。 「お疲れさまです」 塾長に一言かけてタイムカードを機械に差し込んだ。 よし、さっさと帰るぞ。 俺はなんとなく気合いを入れて原チャリのエンジンをかける。 涼太もいるし、ご飯食べちゃったかな? そんなことを考えてるともう家についてて、階段を上がって鍵を開けた。