「アイスいる?」


「えっいいよ、いらないよ」



両手を顔の前でこれでもかってくらい振るウミちゃん。


まー知らない人からアイスなんかもらいたくないか。

コンビニ目の前だし買ってあげようかと思ったのに。



「そ?」


「うんっ」



そういうウミちゃんの額には汗が流れてる。



俺は黙ってウミちゃんの手首を掴んでコンビニに入った。