「……ウミちゃんていうの?」 「へっ、私?」 「そう」 「はいっ! ウミネっていうの」 「そっか……」 ウミネちゃんか……。 今日もみつあみの彼女は、昨日と同じく凄く可愛らしかった。 「スマイリーって名前やだ…ですか?」 「別に敬語じゃなくていいよ」 「あっ、うん」 「それから今日からおまえはスマイリーね」 しゃがんで犬を撫でる。 ウミちゃんは向日葵みたいな笑顔をしてた。