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「なっ?可愛かったやろ
あやちゃん」

「まぁ…。」

「相変わらず
素直じゃないなーレンは♪」

「…。」

それは数日前の事。

ホスト仲間のシュウが

「大阪のno.1キャバ嬢言う
あやちゃんて子おんねんけど
店まで見に行かん?」

この一言が始まりだった。

「めっちゃ可愛いねんて♪」

俺は女に困ってた訳でもないし、
行くつもりもなかった。

「俺あやちゃんに興味あんねん♪お願い!協力してやレン」

ホストにしてはどうかと思うけど

俺もシュウに色々支えてもらってたし、
たまには良いか。
と思って着いてってやる事にした。