きょろきょろと店を
見回していると

なぜかシュウさんは
怒ったような顔で
「レン探してんの?」

といつもより低い声で言った。
「へっ?!べっ別に…」

声が裏返ってしまった。

これじゃバレバレじゃん。
私は真っ赤になった顔を
うつむけて固まっていた。

「あやちゃん可愛~」

シュウさんの冷やかしで
顔は更に赤くなっていく。

その状態に耐えきれず
とりあえずトイレに入った。
「シュウさんの意地悪~」

そう言いながらトイレを
出たとたん目の前には



レンさんがいた…。