祥也さん命令か…。



何で俺達になんか…。



「もちろん、その日の売上は今度のランキングにも反映されるから。」



そうだった。



俺達は今、戦いの中にいるんだ。



「いいパーティーを期待している。」




そう言った草薙さんに背を向け、控え室に向かった。



「何であた…俺達が…。」

「知らねぇし。祥也さんに聞けよ…。」



ライバルって言っても過言ではないカスミと一緒に、祝い事を考えるとか……。



本当に何を考えているのだろうか。



祥也さんは店にも滅多に来ないから、考えてる事すらわからない。