たださっきの事があるから…。



「百合。」

「っ……!」

「咲かせてやるよ。俺が百合の花を。」



稜君……。



「…んぅ……」



学校中は学園祭の賑わい。



そんな中、2人きりの教室であたし達は結ばれた。



ねぇ稜君。



綺麗な百合の花を咲かせてね。



とっても幸せだよ……。




甘い一時。



誰かにバレちゃいけないと思いながらも、稜君の行動に…


稜君の指、稜君の唇、



全てを感じる。



「…稜…君…大好…きだ…よ…」



たまらなくあなたが好きです。




こうして今年の学園祭は終わりを告げた。